平壌冷麺(大韓民国・ソウル) – memorandum#00018 –


総括

2019年2月下旬のソウルは、想像よりも寒さは弱く、少し拍子抜けした感じだった。
朝からいろいろと食べ過ぎた為か、さっぱりとした食事を楽しみたいと思い立ち東大門エリアの「平壌麺屋(ピョンヤンミョノ)」へ。
「冬に冷麺?」と一瞬頭をよぎったが、結論から言えば、冬の冷麺も十分に楽しめた。

レビュー

透明なスープのコク、麺のコシ

19時過ぎごろにお店に到着し、冷麺をオーダー。
メニューに日本語の記載もあり、指さしオーダーできる。
オーダー後は、冷麺の茹で汁と2種類のキムチが提供される。

本日の主役、冷麺。食べやすいように麺にハサミを入れてもらってもいいし、そのままでも。

透明に澄んだ色をしているスープを一口。お水のように無色に近いけれど、優しい深い味わい。決して強い個性があるわけではないけれど、自然で優しい味。

調味料で普段どうしても、強めの旨みに慣れてしまっている私たちだけど、こういうシンプルな、基本を忠実に守った味を口にするのが、やっぱり一番。

麺はコシがあって、歯切れもよい。日本のお蕎麦のような色。夏に食べる時比べて、冬に食べる冷麺は、若干そのコシが強いようにも感じた。

好みで、お酢やからしを加えても

テーブルの上には、いくつかの調味料が。お酢やからしを加えると、さらに旨みが増す。からしを入れると、おでんの汁にからしを溶かしたような感じになる。

付け合わせのキムチは二種類

キムチは二種類。
一つは、白菜キムチ。もう一つは大根のキムチ。
どちらも、野菜の歯ごたえが少し残る、丁度よい漬かり具合。
辛味を楽しみたい人は白菜のキムチ、優しい辛味を楽しみたい人には、大根のキムチがお薦め。

ミシュランガイドにも

店入り口には、TV番組で紹介された様子や、雑誌で取り上げられた際の様子が貼り付けられている。

お店を切り盛りしているのは、現在は三代目。北朝鮮・平壌にあったお店を受け継いで、現在の店主が三代目にあたるらしい。

どのテーブルにも冷麺が・・・

お店の中は、ほとんど地元の方。水餃子(「マンドゥ」)を頼み、家族やグループでシェアしながら食べている人も。

隣のテーブルのご家族は、プルコギを食べていた。プルコギは〆に冷麺を入れ楽しむ仕立てのよう。日本の鍋で、うどんやご飯で〆を楽しむのと同じような感覚に見えた。

アクセス

住所:Pyongyang Myeonok, 207 Jangchungdan-ro, Jangchung-dong, Jung-gu, Seoul, South Korea
電話:2-2267-7784
Web:http://www.naengmyon.net/

買い物にも便利な東大門駅エリア。地下鉄、バスでのアクセスも便利。地下鉄、東大門駅からは徒歩で10~15分程度。東大門歴史文化公園駅からならば5分程度。
道沿いのロケーションで、看板もあるけれど、入り口がちょっと奥まっている為、見過ごしやすい。気を付けて。